2020年は航空各社のマイレージプログラム利用者にとっては悩むことが多い年、ユナイテッド航空マイレージプラスのプログラムはルールが改定され、上級資格維持の基準が飛行距離から支払金額に変わり、そして、新型肺炎ウィルスの流行で海外渡航の制限が長期化、年内の海外旅行が難しいばかりか、日本国内での流行で都道府県をまたがる移動にも制約が生じ、航空機の利用が難しい状況が続いています。
マイレージプラスのルール改定については、以前のブログで紹介しています。
わが家では、ユナイテッド航空のマイレージプログラムのルール改定を受け、年初からマイレージプログラムの乗り換えを検討、ユナイテッド航空から同じスターアライアンス系の全日空のマイレージプログラムに乗り換えることに決め、年初から旅行計画を立て始めました。
年初の段階では、まず、夫のユナイテッド航空マイレージプラスのミリオンマイラー達成を目標に定め、2月の連休、5月のゴールデンウィークとユナイテッド航空に搭乗して、必要なマイルを確保し、その後、週末を中心に全日空の国内線に搭乗して全日空のマイレージプログラムの上級会員資格に必要なプレミアムポイントを積算して、ANAマイレージプログラムのプラチナステータス(=スターアライアンスゴールド相当)を目指すという計画を立てました。
2月にユナイテッド航空でフィラデルフィアに出かけるところまでは順調だったのですが、その後、新型肺炎ウィルス感染拡大につれ、海外渡航が制限され、さらに緊急事態宣言に伴う外出自粛要請で全日空の国内線フライト減便が相次ぎ、予定していた国内旅行が成立しない状況になり、マイレージプログラムの乗り換えは一旦休止することになりました。
その後、感染拡大が沈静化、緊急事態宣言が解除されると海外渡航制限は続いているものの、日本国内では都道府県をまたがる移動制限が解除され、全日空の国内線フライトの搭乗を再開しました。
国内での移動ができるようになっても、国内線を利用したいと思うお客さんが少なく需要が大きく落ち込み、全日空は引き続き多くの路線で欠航を継続、長距離主要路線の沖縄や札幌へのフライトは半数以下になり、週末で計画的に国内線の搭乗しようと思っても往復フライトの組み合わせが難しく、プランニングに苦戦・・・
そんな中、全日空からは、今年に限定した朗報も
全日空が上級資格維持に必要なプレミアムポイントの積算率をアップする施策を始めました。海外渡航の制限に加え、国内の移動制限で出張が大きく減少、ビジネスマンなど主力となる上級会員がフライトに搭乗できず、資格維持ができない状況を踏まえた特別救済措置と思われるもの。6月末までに搭乗したフライトのプレミアムポイント積算率を2倍にするというありがたい措置、例年よりも上級会員資格獲得のハードルが下がりますので、わが家には追い風でした。
ただ、その後、この施策は感染拡大防止に逆行するものとの批判があがり、ちょっと肩身の狭い思いもしました。全日空は、批判に対応してか、ステータスの1年延長も発表、
マイラーにとってはうれしい施策ばかりですが、肝心の旅行が思うようにできないので、せっかくの施策があまり活用できず残念で仕方ありません。
わが家は、2月のフィラデルフィアから戻ってきた後、4月の緊急事態宣言が出る前の間と、6月の都道府県をまたがる移動自粛要請が解除された以降、週末中心に集中的に全日空の国内線に搭乗。
今週、ANAマイレージクラブのアプリを立ち上げてみると、プレミアムポイントが更新されていました。
今週に入って、6月搭乗分について、特別措置の2倍ポイント分が積算され、10万ポイントの大台に乗りました。
海外や国内へと自由に旅行できる環境であれば楽しい旅行計画だったのだと思いますが、5月に予定していた大量のフライトをキャンセルし、その後、年内に海外旅行を再開できる見込みが立たない状況が続き、国内の移動が可能になってからは、不本意でしたが、週末を中心に羽田と沖縄を1日2往復する計画に変更。フライトに費やした期間は実質的には1か月程度と、短期間で必要なプレミアムポイントの積算をすることになりました。
プラチナを目指せればと思っていたところ、ダイヤモンドになったのは「特別措置」のお陰、全日空には感謝です。
さて、10万ポイントを達成したものの、アプリの画面の背景はブルーでプラチナのまま。「ダイヤモンドにならないの?」と不安に思ったものの、前回、5万ポイントを超えてプラチナになった時も、会員ステータスがブロンズのままだったことを思い出しました。
翌日の朝、アプリを立ち上げてみると・・・
無事、ステータスがダイヤモンドに変わっていました。事前サービスが利用できる旨の案内もあり、この日以降、2020年はダイヤモンド会員の特典サービスが使えるようになりました。
7月に入り、新型肺炎ウィルスは再度流行の兆しがみられることからも、当面の間海外渡航は難しいと思われます。「特別措置」でいただいたダイヤモンドの特典は、今後1年半ほど使えることが確定しましたので、これからの旅行はゆっくり考えていければと思っています。
今の段階では、再び感染拡大防止に努めるしかなく旅行計画が立て難い状況、静かに落ち着く日を待つしかありません。ワクチンや治療薬の開発が完了して、誰もが安心して過ごせる日が1日も早く来ることを願っています。
コメント
ダイヤモンドおめでとうございます! パチパチパチ(拍手)
プリンセスマイラーご夫妻ならきっと達成されると思っていました。
上級会員資格は国際線で使ってこそより輝きを放つもの。
自由に旅行できる日々が早く戻りますように。
コメントありがとうございます。
やっと諸先輩方と同じところに立たせていただくことになりました。
国際線で使える日が来る日をと思ってます。
ここ最近のニュースでは、都内のホテルがGTキャンペーンの恩恵にあずかれないことから、都民向けキャンペーンを始めていますね。
興味津々で眺めているだけでしたが、ヒントをいただき、考えてみようかと思いました。旅行に行かないと時間の余裕ってこんなにあるのかと改めて日々思っています。ありがとうございました。