2020年よりユナイテッド航空のフリークエントフライヤーズプログラム「マイレージプラス」のルールが改定され、プレミア資格の取得条件が大きく変わりました。今回のルール変更では、アップグレードの仕組みも見直され、「Regional Premier Upgrades」や「Global Premier Upgrades」を一本化し「Plus Points」(プラスポイント)というポイント制に移行されました。
ルール改定や新アップグレードの仕組みについては以前のブログで紹介しています。
2020年に入り今年の旅行計画を立てようとユナイテッド航空のホームページを利用してみたところ、ルール変更に合わせてホームページのリニューアルが進み、予約時のアップグレード可否の確認がしやすくなっていましたので紹介します。
出発地、目的地、日付、そしてアップグレードの種類に「プラスポイント」を指定して検索をした後の画面です。従来から、エコノミークラス、ビジネスクラスとクラス別の料金が表示されていましたが、これに加えて、アップグレードの可否や必要なポイント数が同時に表示されるようになっていました。
購入する航空券の運賃クラスによりアップグレードに必要なポイント数が異なることから、こういった画面表示が用意されたのだと思います。アップグレードができるかどうか、必要なポイント数がどの程度か、そして価格がいくらかが一目瞭然となり、航空券が選びやすくなりました。
この検索結果では、最安値のエコノミークラス航空券でも20ポイントでプレミアエコノミーにあたる「プレミアプラス」へのアップグレードができ、80ポイントでビジネスクラスへのアップグレードも可能。同じエコノミークラスでも運賃クラスが異なるとお値段と必要ポイントが異なるという仕組みがよくわかります。そして、「プレミアムプラス」ならば、即時OKが出ることもわかるなど便利な表示に変わりました。
価格差とアップグレードに必要なポイント数の差を見ながら購入する航空券を選ぶことになるのですが、比較しやすくなった分、どの航空券を買うのがよいか迷うようになったと思います。最安値と運賃クラスの高いエコノミークラスの航空券だいきんは2倍程度の価格差、仮に運賃クラスの高い航空券を購入してもアップグレードできなかったら、出費が無駄になってしまったと思ってしまいます。これまでは運賃クラスの高いエコノミークラスの航空券を買わないとアップグレードできなかったものが、最安値でも可能となったばかりに・・・アップグレードの可能性をよく吟味しないといけないですよね。
試しに最安値のエコノミークラスの航空券を購入してビジネスクラスのアップグレードをリクエストしてみると、次の画面になりました。
ビジネスクラスへのアップグレードに必要なポイントは、80ポイントですが、「プレミアムプラス」へのアップグレードも併せて申請することもできるようになっていました。このフライトでは、「プレミアムプラス」にアップグレード席に空きがある状態でしたので、ここで「プレミアムプラス」へのリクエストを入れると、即確定です。
この場合、いったん80ポイントが残高から差し引かれましたが、このままビジネスクラスへのアップグレードができなかった場合には、差額の60ポイントが返却されるという仕組みでした。
旧ブログで紹介したFAQの通りの流れです。(あたり前ですが・・・)
ちなみに、アップグレードの状況を表示させる場合は、
いつもの予約画面に目的地や日程を入力するほか、
画面をスクロールした先にある「アップグレードの種類」で「プラスポイント・アップグレード」を選択しておけばOK。
以前に比べて使いやすいホームページになってきている点は評価できます。ただ、古い画面のままのページがあったり、文字の表示が崩れていたり、日本語表記が急に英語表記に変わったりと、まだまだ問題がある様子。早期にリニューアルが完了するのを楽しみにしています。
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