中津川滞在中にいただいたモンブランを紹介します。
出かけたのは、ガイドブックなどにもよく紹介されているカフェ「meet tree Café NAKATSUGAWA」、旧中山道沿い、JR中津川駅から5分ほどの場所にあります。
こちらのカフェでは、栗の季節限定で2種類のモンブランが提供されています。
「モンブラン of Ena」(1,600円)
「中津川プレミアムモンブラン」(1,900円)
いずれも、ドリンク付き、ドリンクはホット・アイスのコーヒー、和紅茶のほか、ほうじ茶、緑茶、抹茶などから選べます。
「人」と「木」が寄り添って休むところ、木の温もりや自然と季節を感じられる憩いの場を目指したカフェ、カウンターや椅子などの什器はもちろん、建物そのものに木材が使われています。店内には木の香りがただよいとても心地良い空間になっています。
カウンター席のほか、奥にはテーブル席もあり、グループでの利用も可能。平日の午前中、私たち以外にはお客さんがおらず空いていたので、奥のテーブル席に座らせてもらいました。
夫婦でオーダーしたのは、2種類のモンブラン、食べ比べをしてみたいと思ったのが理由です。
オーダーが入ると、カウンターの中のスタッフが準備を始めました。
マロンペーストを絞り出す小田巻があったので、作る様子を見せてもらいました。
極細の糸のようなマロンペーストが絞り出されて、山のように積みあがっていきます。
■ モンブラン of Ena(ドリンク付き1,600円)
作る過程を見ていたモンブランです。セットのドリンクは、和紅茶のホットを選びました。
モンブランの表面には非常に細い糸のようなマロンペースト、山のトップには、岩塩の粒が少しだけ乗せられています。
モンブランは、恵那山をイメージしたもの、マロンペーストの内側には、タルトやパイのほか、自家製カスタード、純生クリームが入っていて、様々な食感が楽しめます。
和栗のペーストはふんわり柔らかい食感、生クリームやカスタードクリームと合わせていただくと、まろやかさと甘みが加わり、栗の風味が引き立ちます。途中、サクサクのパイやカリっとしたタルトの食感が加わり、さらに美味しく感じます。
大きめサイズですが、甘みはさほど強くないので、無理なく食べらる栗を満喫したと思えるモンブランでした。
ザクザク、サクサクとした食感は徐々に失われていくので、食感を重視される方は、早めのにいただくのが重要。夫が食べ始めた後、途中で妻が味見をした時には、少々食感が異なっていましたので、写真撮影に夢中になるのは避けた方がよさそうです(笑)
■ 中津川プレミアムモンブラン(ドリンク付き1,900円)
もうひとつのモンブランです。モンブランに合う緑茶を選んでおられるとのことでしたので、ドリンクは緑茶をお願いしました。
木の枠に入ったモンブラン、初めて見る形状です。
表面は栗粉がたっぷり乗せられ、トップには抹茶がかかっています。運ばれてきた際に「木の枠を上に持ち上げて外してからお召し上がりください」との案内があり、早速外してみました。
木の枠が外れると、中身がプレートの上に広がりました。モンブランの中身は、スポンジケーキのクラム、柔らかめの生クリーム、わずかにカスタードクリーム、そして栗粉というもの。
木の枠を外して栗粉が広がる時に栗の風味が上がってくるので、期待高まり、見ていて楽しいモンブラン。いただいてみると、栗の味わいが強く、栗の実そのものがしっとりとしたパウダーになったもの、栗粉、クリーム、スポンジクラムともにふんわり柔らかく、口の中で溶けていきます。
お店がインスタグラムに公開している画像では木の枠を外してもスポンジと生クリームが木の枠の形のまま保持されているのですが、実際のモンブランは、木の枠を外すと同時にクリームが流れる柔らかさ、想像とは違いましたが、栗の香りを楽しむにはこのほうが良いのかもしれません。
栗の風味とくちどけの良さを楽しむなら「中津川プレミアムモンブラン」、食感の良さと栗を味わうなら「モンブラン of Ena」がお薦め。いずれも栗好きの方なら喜ばれるスイーツと思います。
平日に伺いましたので、待ち行列などありませんでしたが、栗の時期の週末は入店までの待ち時間が相応にあるとのこと。ゆっくり栗と向き合いたい方は、平日がお勧めです。
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