東京で過ごすお正月、わが家でゆっくりお菓子をと年末のうちに用意したものを紹介します。
お正月のお菓子と言えば、花びら餅や干支の最中、羊羹など縁起のよいお菓子をいただきますが、夫婦で食べたいものは?とそれぞれ好みのものを買うことにしました。いずれも新宿高島屋で購入したものです。
すや「栗きんとん」
最初は妻の選んだお菓子です。
すやは、岐阜中津川にある栗菓子のお店、「栗きんとん」が有名です。初めて「栗きんとん」と聞いた時に、お正月のおせちに入っている栗の甘露煮のことかと思ったのですが、すやの「栗きんとん」は別物。栗を使った和菓子です。
「栗きんとん」は、蒸した栗を裏ごしして砂糖を混ぜて茶巾絞りにしたもの、非常に素朴なお菓子ですが、栗そのものの美味しさを味わうことができます。栗の季節限定のお菓子のため、購入できるのは9月から1月までの5か月間だけ、季節を味わうお菓子です。
中津川にあるお店で購入できるほか、東京、大阪、名古屋の百貨店でも取り扱っています。東京では、日本橋・新宿・横浜の高島屋で購入できます。
以前は発売日に行列ができて、即完売することもありましたが、最近は数量多く入荷しているのか午後に行っても商品が残っていて購入することができます。
「栗きんとん」は10個入りと6個入りの2種類。伺った日は、すでに10個入りが完売、6個入りだけが残っていて購入できました。6個入りで1,609円です。
「栗きんとん」は厳選された栗と砂糖のみを使い炊きあげた、気取らず、素朴な味わいのお菓子、「 栗ハ栗ノ味デ 」「 きんとんは栗のかたちにもどす 」という昔からの伝統をこれからも静かに大切に守っていきたいと案内が書かれていました。
美味しそうな「栗きんとん」の写真に、早くいただきたくなってしまいます。が、お正月までお預けです。
新年を迎えてから、お茶菓子としていただきました。
栗の中に粒が見えます。茶巾絞りの布巾の跡がわずかに見えるだけの飾らぬ形、いただいてみるとほろりと口の中で崩れます。栗そのものにほんのり甘みがついたもの、口の中で栗が溶けていくようでした。
栗をいただくには、鬼皮、渋皮をむいてと、手間がかかりますが、このお菓子は栗の美味しい部分だけをすぐにいただけるという贅沢なもの、栗が好きな方にはお勧めのもの。思わず、「もうひとつ」と思ってしまう大きさですが、貴重なお菓子なので、ゆっくり味わっていただいきました。
小川軒「レイズンウイッチ」
夫が選んだのは、小川軒の「レイズンウィッチ」です。昔懐かしい味、久しぶりに食べたいと思ったと話していました。
包み紙のデザインが昭和の雰囲気。「レイズンウィッチ」を扱う小川軒は、代官山の他、巴里小川軒(目黒・新橋)、御茶ノ水、鎌倉とありますが、今回購入したのは、代官山のもの。(ちなみに、お店によって、「レイズン」と「レーズン」と表記に違いがあることは今回初めて知りました)
箱を開ける瞬間がいちばんワクワクします。
中身は「レイズンウィッチ」10個入り(1,393円)です。
クッキーの間には、白いクリームとレーズンが入っています。もう少し黄色かった記憶でしたが、クリームは白かったのですね。
要冷蔵のお菓子ですので、持ち帰りを考えると、寒い時期が安心です。
冷蔵庫で冷やしていただきました。
レーズンがたっぷり入っているのが見えました。
硬めのクッキー生地に、ラム酒が効いたレーズンとクリームが挟まったもの、クッキーはしっとりというよりもサックリ感があるのが良い点、六花亭の「マルセイバターサンド」よりも大振りで食べ応えがあると思いました。
ひとついただくと満足感があるものの、あと引く美味しさで、「まだまだ食べたい」と思ってしまうほど。数があると、ついついもう一つと思ってしまいますが、ぐっとこらえて我慢。何度も美味しさを味わえればと思います。
成城石井「モンブランタルト」
夫婦それぞれお気に入りのお正月のお菓子を買って帰ったのですが、途中、成城石井に立ち寄った折、「モンブランタルト」が残っていたのを見つけ、思わず買って帰ってしまったもの。
先日、この「モンブランタルト」をいただき、手軽に美味しいモンブランタルトが楽しめるとわかり・・・「お正月だからいいよね」と言い訳しつつお持ち帰りしました。
タルトの上には、栗感満点のマロンペーストがたっぷり絞られています。中央には、アーモンドミルクのホイップと刻んだ栗が乗っています。
タルト台は柔らかめ、内側にはアーモンドが効いたダマンド生地、バターの香りが効いたタルトです。
切り口をみてわかる通り、マロンクリームがたっぷり乗っていて、栗を味わえるタルトです。他にも美味しいモンブラン系のケーキはありますが、気軽に購入できるスーパーで扱っているケーキとして考えると満足感が高いと思います。
今回も夫婦で2回に分けていただき、栗を満喫しました。
お正月というと、ついいろいろと美味しいお菓子を買ってしまいますが、健康のためには食べすぎは禁物。お正月明けは体を戻すのに難儀しそうですが、美味しいものが楽しめるお正月になりました。
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