9月に入り、栗の美味しい季節が始まりました。今年も、夫婦お気に入りのモンブランのひとつ、小布施堂の「朱雀モンブラン」をいただきました。
新栗のニュースが始まると、決まって小布施堂の朱雀をいただくための行列が話題になります。今年も情報番組やニュースなどで、前日夜から並ぶ行列の長さが紹介されているのをよく目にしました。長野県の小布施の本店で新栗の季節1か月限定で提供されている「栗の点心 朱雀」をいただくのはハードルが高いのですが、「朱雀モンブラン」であれば、東京でも楽しめます。
休日の朝、新宿伊勢丹に買いに出かけました。お店は新宿伊勢丹地下1階の食料品売り場、全国の有名和菓子店が並ぶ一角にあります。
小布施堂の看板商品、栗かのこや、栗羊羹、栗最中など、和菓子が販売されているほか、自慢の栗を使ったモンブランも扱っています。
この日もショーケースの中には、たくさんの「朱雀モンブラン」がスタンバイしています。今年のものは、1,728円、昨年よりも少しだけ値上がりしています。
なお、「朱雀モンブラン」は前のショーケースの中がすべてではなく、バックヤードにたくさんの商品が待機しているので、ご安心ください。普段は購入するのにさほど苦労することはありませんが、各種メディアで取り上げられると、時に品薄になったりしています。
2019年は9月に「嵐にしやがれ」で紹介された他、日経新聞土曜版の「プラス1」のモンブラン特集で紹介されたようで、急に行列が出来るようになってしまいました。
旧ブログ「プリンセスマイラーの正しい休日の過ごし方」で「朱雀モンブラン」の紹介をしているのですが、9月21日以降、急にキーワード検索からの訪問者が激増し、「何があったのか?」と思っていたところ、Twitterで情報源が分かりました。
そうは言っても、新宿伊勢丹の直営店では、例年8月~翌年3月と長期間「朱雀モンブラン」を販売していますので、落ち着いているタイミングで伺えば、並ぶ必要がなく、シーズン中に食べられないということはありません。
2019年の発売開始後の週末、今年のモンブランの内容を確認するためお店に伺った時には、夕方でしたが、まだ多くのモンブランが残っていたくらいです。
日経新聞プラス1のなんでもランキング「秋味わうぜいたくモンブラン」でデパ地下で買えるモンブランの食べ比べ記事が出た直後、行列が想定されたので、開店時に伺いました。
開店と同時にお客さんがそれぞのお目当ての売り場に進みますが、開店を待っていたお客さんの1/3位は、小布施堂のお客さんでした。
購入後行列の長さを見たら、20人以上と非常に長くなっていてびっくり。
お店の前に並び切れず、行列が中継されているほど。お客さんが殺到しても整然としているのは、さすが伊勢丹です。
「朱雀モンブラン」を2つ購入してきました。いつもの袋では2個入らなかったようで、無地の袋が使われていました。シールには、小布施堂のロゴと、
裏側には朱雀モンブランの文字入り。紙袋の中には「朱雀モンブラン」が入っていますよと宣伝しています。
ドーム型のカバーがかかった包装、昨年の包装からリニューアルされています。
ちなみに2018年の朱雀モンブランは、四角いケースに入り、中は木の板の上に栗の葉を添えてデコレーションされていました。
昨年のものは四角いケースに入っていたので、2つ重ねて紙袋に入れられたのですね。箱の形を見て思い出しました。
早速、午後のティータイムにモンブランを楽しみました。
きれいな半円状に成形された美しいモンブランです。栗あんは黄色というよりも栗本来の色に近いお色です。
きれいな波型、途中で切れることなく、長くしぼられています。
カップ状のタルト生地にはカスタードクリーム、生クリームが重ねられ、ところどころに栗の甘露煮とカシス、そしてスポンジケーキが入り、トップには栗あんがたっぷり絞られています。
栗あんは、まさに栗そのもの、本物の栗をなめらかにして食べやすくした贅沢なお味、生クリームやカスタードクリームと一緒にいただくとさらに美味しく感じます。日経新聞の記事では「栗きんとんをたべているような」とのコメントがありましたが、まさにその通り、きんとんの甘みを抑えて栗そのものを楽しませてくれるものです。
切り口を見ると、基本的な内容構成に変化はありませんが、栗の甘露煮やカシスの分量など、内容物の割合は変えているようで、今年の物は、カシスや栗の甘露煮が少なく、特に栗あんを主役に作られているように思いました。
他のモンブランとお味の比較をすると・・・
ホテルニューオータニ「SATSUKI」の「スーパーモンブラン」とも、昨日のブログで紹介したとも異なるモンブラン。3つを比較すると、「ラ・プレシューズ」の「和栗のモンブラン」が、一口目の栗の味を強く感じるもので、スイーツとして計算してつくられているように感じます。私たち夫婦にとっては、「ラ・プレシューズ」が上、私たち夫婦の好みでした。一方、小布施堂の「朱雀モンブラン」は、スイーツではなく栗本来の味をそのまま活かしたもの、ラ・プレシューズの「和栗のモンブラン」とは目指している方向性が異なるのかなと思います。
他のモンブランの記事はこちら↓
いずれにしても、栗の味わいを楽しむならば、とてもお薦めしたいモンブラン、当面、入手困難な状態が続くと思いますが、本店で「栗の点心 朱雀」に比べると入手のハードルは低いので、午前中のうちに新宿伊勢丹に出かけて買いたいと思います。
小布施に行ったのはかれこれ10年以上前のこと。最近は、東京で栗菓子を楽しんでるだけ。美味しい栗をいただくために、また小布施に行きたいと思っています。
ふるさと納税で小布施町に寄付をして「桝一客殿」の宿泊券をいただき、2020年8月に訪問しました。その時の様子は、別記事で紹介しています。↓
関連ランキング:和菓子 | 新宿三丁目駅、新宿駅、新宿西口駅
【追記】2021.9
2021年新栗シーズンの「朱雀」「モンブラン朱雀」「朱雀モンブラン」をいただきました。詳細は別記事で紹介しています。↓
【追記】2020.8
2020年新栗シーズンの「朱雀」の提供される期間は、2020年9月10日(木)~10月18日(日)になりました。今年からは、コロナ禍への対応で、オンラインでの事前予約制に変わり、当日整理券に並ぶ必要はなくなりました。
早速、9月の週末に予約をしておきました。詳細は別記事で紹介しています。↓
2020年も「朱雀モンブラン」をいただきました。2020年は三越銀座店で購入しました。詳細は別記事で紹介しています。↓
コメント