例年8月最終週になると東京で小布施堂「朱雀モンブラン」の販売が開始されます。
2022年は三越日本橋本店と伊勢丹新宿店の2か所で職人さんがその場でモンブランを作る実演販売を行うと分かり、週末に新宿に出かけ「朱雀モンブラン」を買ってきました。
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8月下旬になると、栗を使ったお菓子やホテルのスイーツビュッフェの話題が始まり、美味しい栗が食べられる季節が待ち遠しくなります。
出かけたのは、日曜日の11時過ぎ。例年、発売開始後の週末は整理券が配られることもありますが、この日は至って静か。行列はなく、すぐに購入できる状況でした。
伊勢丹新宿店には、「小布施堂Shinjuku」があり、通年で小布施堂の和菓子、洋菓子を購入できます。2022年は8月24日(水)~30日(火)までの1週間限定で「朱雀モンブラン」の実演販売が行われています。
地下1階食品フロアの一角に実演コーナーがあり、職人さんがモンブランの仕上げをしている姿が見えました。あらかじめ作られているモンブランの中心のタルト台に栗あんを絞り出すところを実演されていました。
1個仕上げるのに2分半ほど。小田巻に栗あんを詰め、縦横に絞り出した後、スパテラを使って丸く整えていき、仕上げるもの。混み合っていなかったので、目の前でかぶりつきながら、仕上がるまでの様子を見てしまいました。
ふんだんに用意されているようで、冷蔵ケースの中には、まだまだ多くの「朱雀モンブラン」がスタンバイしていました。会場で販売されていたのは、「朱雀モンブラン」と「栗あん」の2種類。「栗あん」は初めて、あんだけでも抱えて食べてみたいと思いました。
お陰さまで特に混乱なく無事に「朱雀モンブラン」を入手できたので、自宅に持ち帰り、午後のお茶の時間にいただきました。
■ 朱雀モンブラン(2,160円)
昨年と同様、丸いドーム型のケースに入っています。
透き通るような栗あんがとてもきれいです。半円ドーム型に整えられたモンブラン、職人さんが丁寧に作っておられたのが伝わってきます。
ところどころに渋皮の粒が見えます
上から見ると、とてもきれいな丸であることがよくわかります。
気になるのは、モンブランの中身。タルト台の上に栗の渋皮煮とカスタードクリームが詰められ、その上には栗あんとスポンジ、そして、全体に生クリーム乗せられています。最後に栗あんを絞り出して仕上げられています。
売場にはモンブランの中身の紹介がされていましたが、実物とは少し配置が異なる様子。断面の写真にはわずかに栗の渋皮煮が見えますが、別の部分に大きめの固まりがあったほか、断面に現れなかったカシスはタルト台の中にちりばめられていました。
いただいてみると・・・栗あんは甘さ控えめでなめらか、しっかりと栗の味わいが感じられるもの。全体に甘さが抑えられているので、栗の良さが良く伝わってきます。今年の「朱雀モンブラン」はカシスが少な目、わずか数粒だけでしたが、しっかりアクセントが付いていました。カシスの量は個体差があるのかもしれません
久しぶりの小布施堂のモンブランをいただきましたが、さすがの美味しさ。9月の小布施旅行がとても楽しみになってきました。今年も朱雀開きの日に新栗を味わってくるつもり、例年通り、「桝一客殿」の予約もしています。
栗の点心「朱雀」、小布施でしかいただけない「モンブラン朱雀」を楽しんでくる予定です。
過去に「朱雀」や「朱雀モンブラン」「モンブラン朱雀」をいただいた時の様子をブログ記事で紹介しています。よろしかったら、ご覧ください。
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