8月の週末、一足早い夏休み!と週末に小布施に行ってきました。栗の季節にはまだ早い時期ですが、1年通じて栗のお菓子を楽しめるところ、滞在中に小布施堂と桜井甘精堂でモンブランをいただいてきました。
最初に小布施堂でいただいたモンブラン「モンブラン朱雀」を紹介します。
小布施堂では、9-10月の新栗の季節には、新栗を使ったお菓子がいただけるほか、通年でモンブランを楽しめます。
小布施堂にはモンブラン専門店「ENTOTSU(えんとつ)」があり、店内で作り立ての「モンブラン朱雀」をいただくことができます。
「ENTOTSU(えんとつ)」は小布施堂の中庭に面したところにあるお店、石畳を通って奥に進んだところにあります。
伺った2020年8月時点での営業時間は12:00-16:00の4時間のみ、予約はできず、混みあうときは、名前を書いて待つ方式をとっていました。営業時間は、コロナウィルス感染拡大防止の観点で随時変えているようですので、行かれる前に確認されることをお勧めします。
私たち夫婦は、小布施堂が経営する旅館「桝一客殿」に宿泊していたので、あらかじめ予約して伺いました。予約ができるのは、宿泊客限定とのこと、有難いサービスでした。
お店は1階フロアのほか、2階にロフトがあり、天井が高く吹き抜けになっているので、広々とした構造です。
白い壁に木目を生かした調度類、シンプルですが落ち着いていてとても良い雰囲気です。
2階のロフト席の窓からは、小布施堂の3つの栗が描かれたマークが見えました。
メニューは「モンブラン朱雀」のみ。飲み物とセットで1,600円です。飲み物は、コーヒー(朱雀ブレンド)、アイスコーヒー、紅茶(アイス・ホット)、リンゴジュースから選べます。モンブランに合う飲み物・・・紅茶とセットでお願いしました。
ほどなく、モンブランが運ばれてきました。
■ モンブラン朱雀+飲み物付き(1,600円)
念願の「モンブラン朱雀」です。季節のフルーツとフィンガービスケットが添えられています。
紅茶は鉄瓶のポットで供されました。ポットの中にはたっぷり紅茶が入っていて、3杯分ほどありました。
モンブランのマロンペーストは和栗らしい薄い色合い、細くきれいに絞られたペーストはとてもきれい、丁寧に作られています。
添えられているソースは2種類、ココアソース(チョコレート)と
酸味のあるカシスソース。「モンブランをいただいている途中でソースをつけて味わいを変えてお楽しみください」との案内がありました。
東京でもいただける「朱雀モンブラン」には、中にアクセントでカシスが入っていますので、モンブランをいただく途中に酸味をプラスするのは味わいが変わってよいものと思います。「朱雀モンブラン」の内容は以前のブログで紹介しています。
季節のフルーツはメロン、栗の葉の上に盛り付けられています。
早速、マロンペーストからいただいてみると・・・なめらかな舌触りでありながら、栗そのものを感じるお味、栗をいただいていると実感できるモンブランです。
丁寧に作られているのが、ペーストはとてもなめらか、甘みもクリームも控えめなのか、栗を楽しめるのが良い点。素直に美味しいと思いました。
一番下はメレンゲかと思っていたのですが、しっとりとした味わいのビスキュイかスポンジ(判別できませんでした)に生クリームを凍らせたナッツ入りのセミフレッド、甘みがほとんどない生クリーム、栗かのこ、そして一番外側にマロンペーストが絞られているもの、甘みは栗かのこに集中しているように感じます。
滑らかなマロンペーストに甘みを控えた生クリームでさらにコクが増し、栗かのこの甘みだけで美味しいと思うまとまり。途中、ココアソースやカシスソースでアクセントをつけてみましたが、個人的には何もつけずにそのまま栗を味わうのが美味しいのではないかと思いました。
一般的なモンブランに比べて大きめですが、甘みを控えていることもあり、甘すぎず最後まで美味しいと感じながら楽しめる大きさ、持て余すことはありませんでした。
コロナ禍の影響か、小布施は全体に人が少なく、「ENTOTSU(えんとつ)」も予約が要らなかったかと思うほどの空き具合。並ばなくてよいのはありがたいのですが、余りに観光客が少ないと寂しく感じます。混んで欲しくないのですが、このままでお客さんが少ないのも寂しい限り。
やはりにぎやかな小布施がいいなと思っています。
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