透き通るようなマロンペーストの「モンブラン」とこだわり茶葉を丁寧に淹れた紅茶で幸せな午後のひと時~桜井甘精堂「栗の木テラス」(小布施)

旅先散歩

9月に入ると栗の収穫が始まり、小布施では新栗を使ったお菓子やお料理の提供が始まります。今年も9月10日に提供が始まる小布施堂の「朱雀」目当てに小布施へ出かけました。

最初に食べたいと思ったのが、桜井甘精堂「栗の木テラス」で提供されているスイーツ、夫婦揃ってこちらの「モンブラン」の大ファン。小布施に着いた日の午後、早速いただいてきましたので紹介します。

小布施には桜井甘精堂のお店が複数ありますが「栗の木テラス」は洋菓子と紅茶が楽しめるお店、洋菓子はお持ち帰りできるほか、店内のカフェでいただくこともできます。

栗のスイーツが美味しいのはもちろん、茶葉にこだわった紅茶も自慢のお店、紅茶好きの妻にはうれしい組み合わせです。

伺ったのは金曜日の昼過ぎ、すでにケースの中のケーキ類は少なくなっていましたが、モンブランなどの看板メニューは、数多く用意されています。

平日の午後早めの時間なので大丈夫かなと思ったのですが、2組のウエイティング。10分ほど待って席に案内されました。週末は、10組以上がウエイティングし、1-2時間待ちも珍しくありませんので、タイミングが良かったと思います。

前のお客さんがお帰りになった後、テーブルを片付ける様子を見ていると、テーブルの上の備品だけでなく、椅子も消毒作業をされていましたので、コロナ感染防止対策はしっかりされていて安心して利用できます。

9月の季節のケーキは、ミルクチョコレートをふんだんに使った「アンナトルテ」と収穫が始まったばかりのリンゴを使った「グリーンアップル」の2種類。このほか、モンブランやショートケーキなど、店頭販売されているスイーツを楽しめます。

「栗の木テラス」に伺う機会はあまりないので夫婦ともに2個ずつ選んで注文しました。

テーブルの上の紙のマットもナプキンも栗の木が描かれたもの、すべてが栗尽くし、ケーキを待つ間、期待が高まります。(^^ゞ

■ モンブラン(520円)、抹茶のレアチーズタルト(500円)

妻は、「モンブラン」と抹茶の色合いがきれいだった「抹茶のレアチーズタルト」を選びました。

抹茶の緑が鮮やかで惹かれたレアチーズケーキです。タルト台はバターたっぷりでサクサクほろほろ、レアチーズは柔らかめの仕上がり、抹茶の風味しっかり効いています。

抹茶の苦みとレアチーズの組み合わせは意外でしたが、合うのですね。

透き通るような色合いのマロンペーストが絞られた「モンブラン」、小さめのボール状に成型されています。

とてもきれいに絞りだされたマロンペースト、上からはパウダーシュガーがかかっています。

ひと口目はもっとも栗の味わいが感じられるもの、少し甘めですが栗の風味は満点、ここまで栗らしさを感じるモンブランは数少ないと思います。

土台はバターの風味が強いフィナンシェ、甘さ控えめの生クリーム、スポンジケーキ、そして甘めのモンブランペーストという組み合わせ、軽めの食感ですが、甘さでしっかり満足感があるもの。

何よりもマロンペーストが美味しく、思わず「もう1つ食べたい」と思ってしまったほど。食べたいと思うくらいでやめておくのが美味しさの秘密なので、ぐっと我慢です。

■ アンナトルテ(520円)、モンブラン(520円)

夫は季節のお薦めだった「アンナトルテ」と「モンブラン」を選びました。

「アンナトルテ」をいただいてみると、ミルクチョコレートとオレンジリキュールの風味が最初に伝わる濃厚なお味、相当量のチョコレートが使われているのが伝わりました。ヘーゼルナッツのプラリネも入っているようで、ナッツの風味も効きとても美味しいもの、濃厚な味わいで満足度が高く、食べ応えがありましたので、夫はとても気に入ったようです。

■ 紅茶(ケニア)(550円)

茶葉と淹れ方にこだわっている紅茶は、ダージリン、ウバ、アッサム。イングリッシュブレックファースト、オリジナルブレンドなど結構な種類があり、迷ってしまいます。せっかくなので、「ケニア」を選びました。

「ケニア」はストロングタイプの味わいのもの、香りも渋みも強く、水色は濃いめ。夫がオーダーした「アッサム」(600円)よりもずっと水色が濃く、ミルクを合わせていただいてもミルクに負けない強さが感じられるもの、ミルクティでいただくならお薦めと思いました。

ティーカップはオリジナルのもの、紅茶が冷めないようカップが温められていました。

ティーポットも冷めないようポットカバーが被せられ・・・さすがのこだわり、お陰で最後まで美味しい状態でいただけました。

桜井甘精堂の「モンブラン」をいただくのはほぼ1年ぶり。栗へのこだわりが感じられる「モンブラン」の良さを確認、最初に伺ってよかったと思いました。

9月中旬~10月上旬は小布施が最も賑わう時期、、旬の栗を味わうならこの時期ですが大変混雑するのが辛いところ。美味しいものは人気があるので、致し方ないですね。

東京でいただいた桜井甘精堂のモンブランなどは、以前のブログで紹介しています

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