2020年の新栗の季節ももうすぐ。小布施堂で新栗の季節だけ提供される栗菓子「朱雀」の提供期間は9月10日(木)~10月18日(日)と案内されています。
「朱雀」は、毎年、9月から10月にかけて新栗の仕込み時期に合わせて提供される栗菓子、栗そのものを味わえるとあってとても人気があり、毎日限定数量の販売のため、朝から整理券を求める行列ができることで有名です。
(小布施堂のホームページからお借りしています)
今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年とは違う形での運営、チケットペイを利用したオンライン事前予約制に変わっています。
先日、小布施に出かけた折、小布施堂の「えんとつ」に立ち寄り「モンブラン朱雀」をいただいてきましたが、「えんとつ」の店頭に「朱雀」の申込方法が変わる旨丁寧に案内されていました。
詳しい申込方法は、小布施堂のホームページで紹介されていますので確認できます。
新栗シーズンに「朱雀」や「モンブラン朱雀」をいただくための予約は3種類あり、お料理と一緒に「朱雀」が楽しめる「本店朱雀コース」、栗の点心の「朱雀」のみ、洋風にアレンジした「モンブラン朱雀」といただくものを決めて予約する形です。
わが家は、小布施の本店でしか食べることのできない「朱雀」を一度でよいので食べてみたいと思っていましたので、今年こそは「朱雀」をと早速予約をしました。
今年の「朱雀」の提供方法は、「えんとつ」の前にある広場にテーブルを並べて提供するスタイル、テントが張られたオープンエアの席になるようです。
小布施堂本店から入ったこの奥に見えるのが「えんとつ」前の広場です。
栗菓子の「朱雀」は、栗のみを使った和菓子で、小布施の本店で新栗の季節の約1か月間、小布施の本店でしかいただくことができない貴重なものですが、栗を使ったお菓子は、そのほか、洋風のモンブランに仕立てた「朱雀モンブラン」と「モンブラン朱雀」と2種類のモンブランがあり、モンブランであれば、もう少し食べられる機会が多くなります。
「朱雀モンブラン」は出来上がっているものを持ち帰って自宅で楽しむもの、秋から春先にかけて、小布施のお店のほか、東京であれば、伊勢丹新宿店でも購入できます。一方、「モンブラン朱雀」は、出来立てを楽しむもの、小布施の小布施堂内にあるモンブラン専門店「えんとつ」で通年でいただくことができます。
いずれにしても、貴重なお品であることに変わりなく、楽しむにはハードルがあります。
さて、「朱雀」ですが、8月上旬から始まったオンライン事前予約で夫婦ふたり分予約を行いました。
日程を選べばまだ空いている席があり、週末の日程で横並びの席での予約ができ、思ったほど予約は難しくありませんでした。
例年、休日は早朝6時から並んでも整理券がもらえないことがあると聞いていましたので、並ばずに予約できたのは事前予約のお陰、例年の方式であれば、県外に居住している人には当日の整理券をもらうのはほぼ難しく、「新しい生活様式」に合わせた運営にならなければチャンスはありませんでした。
車いすの方の席は本店の中に設けられているほか、会場の一番端にはペット連れの席もあり、いろいろな方への配慮がされていました。
小布施町内のあちらこちらにある栗畑では、8月はまだ青々とした栗でした。あと1か月ほどで栗が収穫てきるのだろうか思うほどの色合いですが、これから色づいていくのかと思います。
コロナ禍で様々な不便がありますが、合理的になる変化もあるのだと思いました。こういった提供スタイルでは人数も限られますし、準備をするご負担も大きいと思いますが、栗を楽しみにしているお客さんへの新栗を届けたいと思ってくださることやその心遣いに感謝しています。
2020年9月に念願の「朱雀」をいただいてきました。別記事で紹介しています。
2020年8月に小布施に出かけ、「えんとつ」でいただいた「モンブラン朱雀」、東京の三越銀座店の催事で購入していただいた「朱雀モンブラン」は別の記事で紹介しています。
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