2021年も9月に入り、栗の収穫が始まりました。栗の名産地小布施はこの時期栗を使ったお料理やお菓子を求めて、多くのお客さんが集まります。
2021年9月10日は、小布施堂「朱雀」の提供が始まる「朱雀開き」、今年仕込んだ栗で作られた栗菓子を扱う最初の日、今年は、幸運にも初日に「朱雀」をいただく機会に恵まれ、楽しんできました。
小布施には栗菓子を扱う老舗があり、それぞれ自慢の栗菓子を販売しています。「栗の点心 朱雀」は小布施堂の栗菓子、栗そのものを味わえるととても人気があります。
2021年も昨年同様、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、チケットペイを利用したオンライン事前予約制で運営されています。
以前のように早朝から行列する必要がなく、ネットでの事前予約さえ取れればいただくことができるようになっています。
今年も「桝一客殿」に宿泊することができたので、「朱雀」付きプランで予約。この時期の宿泊者向けには、1日4部屋限定ですが、本宅2階で「朱雀」がいただけるプランが用意されています。
予約と同時に「朱雀」をいただく時間を決めて予約しておきました。
小布施堂の正門には、ネットで事前予約をしたお客さんが入場待ちの行列を作っていました。
「桝一客殿」の宿泊客が「朱雀」をいただく本宅も同じ入口(正門)から入場します。先ほどの黄色のチケット(宿泊者限定朱雀券)をスタッフさんにお見せして、中に入れていただきました。
本宅は、古くからある日本家屋、2階で「朱雀」をいただきます。
2階には和室にテーブル、今年は感染防止策ためのアクリル板が設置されていました。
その他、窓際には、おひとり様用の丸テーブルが新たに用意されていました。
席に座って一息つくと、お待ちかねの「朱雀」か運ばれてきました。
今年の「朱雀」と対面です。
モンブランのように見えますが、全く別物。「朱雀」は、混ぜ物なく栗のものを味わう栗菓子、新栗の味を確かめるようにいただくものです。
箸で持ち上げると、ほろっと崩れる柔らかさ、ほくほくの栗、栗そのものの味を確かめながら味わいました。
中心には甘い栗あんが入っています。あんの甘味とそうめん状の栗を一緒に味わうと、口の中ですっと溶けていきます。水分が少ないので、お茶は必須、香ばしいほうじ茶とともに栗の美味しさを楽しみました。
「朱雀」提供の初日は、「朱雀開き」とお祝いムード。「朱雀開き」のお祝いとしてミニ羊羹が添えられていました。
窓を開けた開放的な空間、この日は30℃近くまで気温が上がる暑い日でしたが、時折外から入る涼しい風が心地よく、「朱雀」をいただきながら1時間ほどのんびりさせてもらいました。
2階を利用するお客さんは、私たち夫婦が最後だったようで、くつろいでいるとスタッフさんが「朱雀」をもって上がってこられ、SNS用の写真撮影。夕方、インスタをチェックしてみると、撮影された写真が掲載されていました。
この投稿をInstagramで見る
青い空、庭の緑とともに「朱雀」を楽しめるのはこの時期ならではの喜びと思います。
小布施周辺にある栗畑の様子を見てみると、まだ青い実も多く、栗の収穫が始まったばかり。今年も大振りの栗が収穫できるようで、とても楽しみ。しばらくは、新栗を満喫したいと思います。
旅行記は追ってブログに掲載します。
(2021年9月13日追記)
「栗の点心 朱雀」をいただいた翌日、小布施堂モンブラン朱雀専門店「えんとつ」で「朱雀モンブラン」もいただきました。別記事で紹介しています。↓
コメント